リンカーン ナビゲーター
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リンカーン ナビゲーター
歴代モデル紹介
フォード・エクスペディションをベースとして開発されたナビゲーターは1998年にデビューし大ヒットを記録。
2001年にはアメリカの大型SUV市場の実に4割がナビゲーターによって占められていた。
ピックアップのマークLTや高級ミッドサイズSUVのアビエーターなど派生モデルも存在する。
2016年12月のロサンゼルスオートショーにて4代目モデルのコンセプトカーが公開、2017年4月のニューヨーク国際オートショーにて4代目モデルが発表された。
歴代と同様に、エクスペディションとF-150が姉妹車で、ラインナップとして標準モデルとロングホイールベースモデルが設定された。
車体は、スチール製ラダーフレームとアルミニウム製ボディによって構成され、大幅な軽量化と高い剛性の確保を実現した。
2006年2月発表。
このモデルからロングホイールベース版の「ナビゲーター L(ロング)」がラインナップに加わった。
外装はフロント回りをはじめ大幅にデザインが変更された。
内装も変更され一新された。
ドア内張りには全面にライトウッドパネルが貼られ、ダッシュボードもさらに直線的なデザインとなり、時計まで四角になった。
3列シートのパワーゲートが頭上の左アームからサイドアームに転換した。
オーディオも北米仕様では、ウーファー付きの6連CDチェンジャー付き14スピーカー付き。アルミはメッキの14本スポークとなった。
トランスミッションは6速フロアオートマチックで、シフトレバーはショートタイプのガングリップとなった。
エンジンは従来と同じV型8気筒 5.4リッター SOHC 3バルブで最高出力224 kW(304 PS)/5,000 rpm、最大トルク495 Nm(50.5 kgf-m)/3,750 rpmを発揮する。
車体色はタキシードブラック、ダークアメジスト、ダークブルーパール、アロイ(グレー)、ヴィヴィッドレッド、ホワイトプラチナム(パール白)、シルバーチ(銀)、ホワイトチョコレート(白)で、内装色はチャコールブラック(黒革)、ストーン(グレー)、キャメル(ベージュ)の設定となっている。
2014年2月、シカゴオートショーにてフェイスリフトを受けた2015年モデルが発表された。
内外装が大幅に変更されたほか、エンジンがV型6気筒 3.5リッター「エコブースト(Ecoboost)」直噴ツインターボに換装された。
これにより最高出力が380 hp/5,250 rpm、最大トルクが460 lb-ft/2,750 rpmに引き上げられるとともに、燃費が市街地16 MPG/高速22 MPG(標準ボディ4x2の場合。従来型は12 MPG/17 MPG)と改善した。
2003年に第2世代となる。
外装はライト、グリル、ドアミラーなどが大型化され、見た目もさらに迫力が増した印象で、高級感と共に押し出しも高まった。
前後バンパーやボンネット、フェンダー、バックドア、テール、などが大きく変更となった。
内装もインパネやダッシュボード、センターコンソール、ドア内張りやシート、大幅にデザインが直線基調に変更された。
センターコンソールの前後およびドリンクホルダー部分がシルバー塗装され、ステアリングは各種スイッチ付4本スポークで上部のみウッド付のコンビハンドルとなり高級感が高まった。
メーターはトヨタ・セルシオと同様の自発光式で木目も増え内装のクオリティが向上した。
シートも曲面ソファー風から欧州車風な直線基調に変わり、エアシートが採用された。
3列目はパワーサードシートでバックドアもパワーゲート付。
しかし運転席、助手席のシートバックポケットのフタは省略された。
センターコンソールにはオーディオ部分にエンブレム付のシルバー塗装のフタが付いた。
トランスミッションは4速フロアATとなり、ガングリップタイプでブーツ付のスポーティな仕様に大幅に変更された。
純正アルミは8本スポーク。
日本ではアルティメイトというグレードが多数流通している。
2004年に電子制御のロールスタビリティコントロール付となった。
2005年にマイナーチェンジが実施され、外装はフロントバンパー内蔵のフォグランプが丸型から角型になり、ドアパネルのデザインなどが仕様変更された。
エンジンはV8、5.4リッターSOHC3バルブに変更されて、トランスミッションがZF製の6速ATに進化した。
内装もATシフトレバーがT字型になりブーツはなくなった。
北米では音響起動型DVDによるナビシステムや、THXのオーディオシステム、後部席用DVDモニターも追加装備された。
日本国内に流通している色は、外装黒/内装ベージュが多く、次に外装黒/内装グレー革や外装白/内装ベージュで、他にもゴールド/ベージュや黒/黒革など、他の色も存在する。
なおフロントバンパー下部とランニングボード部は未塗装の樹脂素材となるが、モノトーンパッケージという、未塗装部分に加えてフロントグリル周りをカラード化された同色仕様もある。
しかし、ユーザーのカスタムペイントによる同様の仕様も多数流通している。
この年式のグレードはアルティメイトリミテッドが多く流通している。
1997年に1998年モデルとして発売が開始された。
基本的に高級SUVということでフル装備である。
エアバッグは運転席のみ標準。
助手席はオプションで、ABS・4WD・3列シート・オートドライブ・ヒーター付き本革シートを装備。
ただし、サンルーフはオプションで、キセノン(HID)ヘッドライトは装備していない。
ダッシュボードやセンターコンソールは曲面で構成されており、この年代の多くの米国製SUV同様、デザインは流麗だがクオリティも同様のレベル。
ステアリングは各種スイッチ付1本スポークで上下に付くウッドとレザーのコンビハンドル。
オーディオはCD付だが、日本国内向け仕様は日本製の社外オーディオ各種(CD・MD・HDDナビ)である。
シートは1列目の運転席及び助手席の後部ポケットは蓋付と網の2種類がある。
センターコンソール後部にエアコン、オーディオのスイッチがあり、2列目からでも操作できイヤホンも接続可能。2列目はキャプテンシート仕様の場合、中央に大きな曲面のセンターコンソールが付く2人掛けで、ベンチシート仕様は3人掛けで取り外しが可能。
シートそのものはヒーターが付いており、ボリューム感のあるソファータイプである。
左ハンドル仕様のみで、トランスミッションは4速コラムオートマチック(AT)のみの設定。
純正アルミホイールは17インチの5本スポークである。
バックドアは狭いところでも小荷物の出し入れができるように、窓のみの開閉もできる。
V8エンジンは縦置きに搭載したマルチインジェクション方式でフルタイム四輪駆動。
サスペンションは前後ともスタビライザー付で、フロントがトーションバースプリング、リアが固定軸エアスプリング方式となる。
ブレーキ型式はサーボアシスト付のフロントがベンチレーティッドディスクでリアはディスク。
1999年には、小マイナーチェンジでV8 DOHCエンジンとなり、300 PSに出力アップ、アルミホイールが6本スポークになる他、仕様が変更されている。